第24回日本音楽療法学会 東北支部学術大会
今、音楽療法士に必要な
「学び」について学ぶ
2024年11月10日(日) 9:50~18:05
ミューカルがくと館
福島県郡山市開成一丁目1-1
ご挨拶
猛暑・豪雨など自然の脅威を感じざるを得ない夏、残暑も予測されております。心からお見舞い申し上げ、健やかな日々を祈念いたします。
さて、当学会では「音楽療法を通して健康の維持・促進など広く社会に貢献することを目的とする(学会定款第3条)」として活動を続けておりますが、コロナ感染拡大以降の学びはオンラインとなり、空間を共有し非言語や準言語的な関わりを重視する音楽療法においては、学ぶ意欲の低下も否めずSDGsの4つ目の目標「質の高い教育をみんなに」の実現から遠のいていたように思われます。
しかし、5類移行を機に、昨年度の支部大会はハイブリット型にて開催、テーマ「今、音楽と共に『生きる』~健康と音楽療法について再考する~」を掲げ、改めて人の健康を問い直し、音楽を関わりのメディアとする音楽療法とはどんな療法かを再考しました。
今年度の支部学術大会は、福島・郡山にて「対面のみ」で実施いたします。全体テーマは「今、音楽療法士に必要な『学び』について学ぶ」、「市民講座」として郡山市民をお招きし、「音楽療法とは」を確認しながら、何をどのように学び研究するのかなど、音楽療法の学び方への情報提供を、日本の音楽療法を牽引してこられた生野里花、今村ゆかり両氏にお願いいたしました。両先生の音楽や音楽療法への向き合い方を含め、有意義な学びになろうかと楽しみにしております。勿論、対面でしか成し得ない内容を意識し計画しました。どうぞ、ご期待いただき、多くの方々のご参加を心よりお待ちしております。
第24回日本音楽療法学会東北支部学術大会 大会長 髙山 仁
わ け
開催概要
最終案内はこちらからご覧ください
講演 I 市民公開講座
「音楽療法とは何か」
〜音楽をわかちあうという仕事〜
市民の皆さまは無料でご参加いただける公開講座
講演 II 「音楽療法における音楽」
〜その音楽が意味を持つ理由〜
講習会 I 「研究について I 研究の意義」
〜臨床経験を伝えること〜
講習会 II 「研究について II ワーク」
〜新たな発見につながる
フィードバックのために〜
研究発表 成人領域
「視覚障がいを持つX氏と
音楽で交流する」 ~集団セッションの中での場面より~
講演 I II 生野里花 氏
( 野花ひととおんがく研究舎 )
米国CBMT・日本音楽療法学会認定音楽療法士、公認心理師。野花ひととおんがく研究舎 http:// pirika.com/Nobana/ の下フリーランスで実践、研究、教育を行っている。著書「音楽療法士のし ごと」、共著「ケースに学ぶ音楽療法」、「静かな森の大きな木」、訳書 Bruscia「音楽療法を定 義する」、Robbins「音楽する人間」他。2015 年お茶の水女子大学にて博士号取得。同大学基幹 院研究員、(株)東急イーライフデザイン下の高齢者ホーム音楽療法士。Voices: A World Forum for Music Therapy 編集委員。独立系の音楽療法対話サークルにも注力しており、「野花の座」(音 楽療法実践)、「ソフィア野花」(音楽療法文献の輪読/討論)、「ここのわ」(音楽臨床実践の研究、 三宅博子氏と共同)を主宰。
講習会 I II 今村ゆかり 氏
((医)哺育会 横浜相原病院音楽療法士 )
横浜国立大学教育学部卒業、同大学院修士課程修了。教育学修士。日本音楽療法学会認定音楽療法 士。主として成人精神科領域において、「精神科リハビリテーション」の一環として他職種と連携 しながら臨床実践を行っている。(医)哺育会横浜相原病院音楽療法士(リハビリテーション技術 科所属)、東海大学講師
演題募集
5月27日(月)〜7月17日(水)必着
演題募集は締め切りました
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