
第25回
日本音楽療法学会
東北支部学術大会
ヒトが「音楽する」こと
2025年 6月29日(日) 10:20~15:45
オンライン(Zoomライブ配信)
開催概要
1
講演Ⅰ
音楽神経科学の観点から
考える音楽の「ちから」
講師 :藤井進也 氏
2
講演Ⅱ
藤井先生とともに学ぶ、
脳科学から音楽療法へ
~対話形式講習~
講師 :藤井進也 氏
コーディネーター:髙山 仁 氏
(日本音楽療法学会東北支部支部長)
3
東北支部 学術企画
事例発表への
ウォーミングアップ
企画進行:佐藤 久美
(東北支部学術委員長)
4
総会
6月13日の期日までに、総会出席につきまして回答をお願いいたします。
回答方法の詳細につきましては、支部通信67号に同封の「総会案内」をご確認ください
ご挨拶
コロナ以前の支部学術大会は、ほぼ6月頃の開催でした。その理由は、総会にて予算や活動計画のご承認をいただく必要があったからと承知しております。しかし、コロナ感染症の混乱に伴い、秋開催が続いておりましたが、この辺りで健全体制に戻したいと考えております。何卒、ご理解いただきますようにお願いいたします。
2023年度の新体制後、「もう一度、基本にかえって」を信条に、2023年度は「音楽すること」が音楽療法のアイデンティティであることを再認識するために「人の健康と音楽」を、そして2024年度は、音楽療法の学際性を進めるために「音楽療法の研究」をテーマに計画してまいりました。その流れを次に繋げるため、2025年度は自然科学的思考をできる限り主体的に取り込むことを目ざし、「脳科学の学び」に挑戦したいと思います。
しかし、これまで私自身、何度か脳科学の講義をうけましたが、人文科学にどっぷり浸かっている私は、その時は納得するも、自らの実践研究に波及することがありませんでした。そこで今回は、脳科学者の藤井進也氏を招聘し、1コマ目は「脳の話」を、そして2コマ目は、「音楽する時に、脳の中ではどんなことが起こっているのか」を少しでも納得し、音楽療法実践に役立たせるために、「受講者からの質問にお答えいただく」という形式にて進めたいと考えております。初めての企画がどう展開するか冒険的企画ですが、これもオンラインだからできる企画ではないかと考えております。2026年度の全国大会誘致の前年度、ぜひ楽しみにご参加いただきますようにお願いいたします。
第25回日本音楽療法学会東北支部学術大会
大会長 髙山 仁
大会のお誘い
春の訪れとともに、新たな学びの機会をお届けできることを嬉しく思います。日頃より音楽療法の発展にご尽力いただき、心より感謝申し上げます。
音楽療法は、人と人が関わりあうことの中で育まれると感じています。それは私たちの支部の在り方にも通じるのではないでしょうか。お互いを尊重し合い、学びを深めあうことで、より豊かな実践へとつなげてい く。そのような場を、皆さまとともに築けていけたらと願っています。今回の支部大会では、専門的な知識や技術の向上はもちろんのこと、会員同士が意見を交わし合うことも大切にしたいと考えて、質疑応答の場を設 けました。
質疑応答の実施方法として、6月29日大会直前に講師の藤井先生の講義資料をお送りいたします。その資料 をご覧いただき皆さまから「事前質問」をお寄せいただきます。当日はその質問を中心に藤井先生と応答を行 います。さまざまな視点や経験が集まることで、新たな気づきが生まれるはずです。ぜひ、日頃の実践の中で感じていることを分かち合いながら、ともに学びを深めていきましょう。
その後、学術担当企画、総会となっております。オンライン開催ではありますが皆さまとお会いできるのを楽しみにしております。多くの方々のご参加をお待ちしております。
第25回日本音楽療法学会東北支部学術大会 実行委員長 馬場久美子
講演 講師紹介
藤井 進也(ふじい しんや)氏
慶應義塾大学環境情報学部准教授。慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス 音楽神経
科学研究室/エクスミュージック研究室室長。京都大学総合人間学部卒、京都大
学大学院人間・環境学研究科博士課程修了、博士(人間・環境学) 。
日本学術振興会特別研究員 DC1(京都大学)、PD(東京大学、ハーバード大
学)、海外特別研究員(トロント大学)、東京大学大学院教育学研究科特任助
教、慶應義塾大学環境情報学部専任講師を経て現職。
ドラマーとしてアンミュージックスクール京都校を特待生認定修了。専門は音楽
神経科学・音楽身体科学。