第 23 回日本音楽療法学会 東北支部学術大会
今、音楽と共に「生きる」
~健康と音楽療法について再考する~
ご挨拶
「♪さくら」という曲、皆様が思い出すのは森山直太朗、コブクロ、それともケツメイシ、私は日本古謡の「さくら」です。この「挨拶文」を4月にお送りすると伺い、すぐに桜を思いました。しかし、私には桜の記憶が消えた年があります。2011 年の春です。どうしても思い出せず、11 日に降った雪の白さだけが鮮明に残っています。そのことは、今年度の支部学術大会テーマに関連していま す。まさに、過去・現在・未来を「生きるもの」にとって、色々な意味で大切なのはコトであり、「時」ではないかと思うからです。
そして、音楽療法においては、その「時」をクロノス的時間(量的)、カイロス的時間(質的)とすることがあります。例えば「♪さくら」の活動を通して、クライエントとセラピストにそれぞれ「過去」が現れ、「今」を共有し、「未来」に向かう。今回は、このような質的課題を皆様とともに考えてみたいと思っています。
講演では仙台往診クリニック院長の川島孝一郎先生と、僭越ではありますが髙山がお話させていただきます。その後、シンポジウムでは、植木亜弓氏の進行で、青森の馬場久美子氏、宮城の須佐凉子氏に川島氏と髙山を加え、「今、音楽と共に生きる」を考えようをテーマに意見交換をします。この企画では、会場の方々からのご意見やご質問などもいただきながら進めたいと思います。
また、学術大会で最も重要な「研究発表」の時間も確保しております。これまでの募集要項に新しい内容を加え、応募しやすくいたしました。奮ってご応募ください。
今回の学術大会は、コロナの収束を願いつつ、現地対面型で行いますが、Zoom によるライブ配信も予定しております。「学び続けること」の大切さを、今一度思い出していただき、多くの方々のご参加を心よりお待ちしております。
第 23 回日本音楽療法学会東北支部学術大会
大会長 髙山 仁

最終案内
日時 2023 年 10 月 15 日(日)
10:50~16:05
場所 日立システムズホール仙台
(仙台市青葉区旭ヶ丘 3-27-5 )
現地開催+オンライン(Zoom ライブ配信)


プログラム
開会式 10:50〜11:00
基調講演 11:00〜11:45
大会長講演 11:45〜12:30
シンポジウム 13:30〜15:10
研究発表 15:25〜15:55
閉会式 15:55〜16:05
東北支部総会 16:20〜17:20